赤ちゃんの首につける浮き輪、スイマーバは、プカプカ浮いている姿が、なんとも可愛いと評判になっていますね。
パパが忙しくて帰宅が遅かったり、共働きだったりと、赤ちゃんのお風呂を一人で入れなければならないのがママの悩み。
赤ちゃんが寝返りをうつようになると、ベッドで寝かしているうちに、お風呂に入るのも、心配。
ならば、ママが洗っているときに、スイマーバで赤ちゃんを湯舟に浮かしていたら・・・と考える人も多いようです。
でも、安全性はどうなのか? いつごろから使ってもいいのか?不安があるのも確かですね。
スイマーバについて、詳しく見てみましょう。
スイマーバはお風呂でも使えるの?
メーカーの見解によると、お風呂でスイマーバを浮き輪として使うことは、禁止されていません。
元来、スイマーバは、赤ちゃんのプレスイミングエクササイズ用として開発されたものです。
2005年に英国で、生後0歳から使えるスポーツ知育のひとつとして注目されました。
水に浮きながら、赤ちゃんは手足をバタバタされるうちに、様々な動作を身に着けて、運動感覚を養ったりできるというものです。
お風呂での使用を禁止されいないといっても、赤ちゃんをお風呂に浮かせたままにするのは、危険ですね。
ママが髪や体を洗っている間に、赤ちゃんを待たせるためにスイマーバを使うのは、絶対にやめましょう。
赤ちゃんがスイマーバをつけて浮かんでいるときは、赤ちゃんから目を離さないようにして、いざというときにすぐに手が届く範囲にいてください。
目を離したつもりはないのに・・・といっても、注意が必要なのは、ママのシャンプー時ですね。
お風呂中に、お母さんは目をつむってもダメ
シャンプーやコンディショナーを流すときは、シャワーを使って、顔を濡らさないような工夫をされて、いつでも赤ちゃんを見てあげられるようにしてください。
スイマーバーの安全性が心配、事故もあったと聞くし
確かに、スイマーバによる赤ちゃんの事故が報告されたことがありました。詳細を見ると、信じられなかったのが、「赤ちゃんをお風呂に浮かせたまま、数分も浴室を離れて、別のことをしていた」という事実でした。
事故のもう1つの原因は、空気を70%ほどしか入れてなかったため、赤ちゃんが沈みがちになったということです。
実際に使ったママさんの口コミでも、以下の内容がありました。
- 首がずれて口で支えるような体勢に何度もなってしまったため、赤ちゃん一人で湯船につけておくのは危ないと思います
- 浮き輪から顎が落ち、口元まで水が浸かってしまうのでよく気を付けないと月齢問わず危ないと思います
- 口元&鼻が見えずらいので、水面ギリギリで確認して、なおかつ絶対にこどもから目を離さない事が重要です
口コミからもわかるように、首まわりのフィットも、安全性に大きく関わります。
スイマーバのサイズは2種類あります。
首がきついのも、緩いのもよくありませんから、迷った時には、直接メーカーに相談するのも、いいかと思います。
赤ちゃんから数分も目を離したことと、使い方の誤り、この2つが、報道されている事故の原因でした。
サイズと装着が正しくても、赤ちゃんって、思いがけない動きをしますからね。おとなしい子から激しく活発な子まで、個性はいろいろですから、赤ちゃんをしっかり見ながら、楽しくお風呂に入ってくださいね。
スイマーバ 生後何か月から、使っていいの?
メーカの説明では、生後1か月から使ってもいいとされています。
実際に、プレスイミングエクササイズの場では、生後1か月の赤ちゃんが、プールにプカプカ浮いている写真もありましたから、安全性は保たれているようです。
しかし、赤ちゃんに浮き輪を付ける場合、必ず2人で行うとの説明があります。
お母さんと赤ちゃんだけで、お風呂に入ることを考えると、首が座らないうちは、不安という声も多くありました。
お風呂に入る前にスイマーバを付ける場合と、浴室で途中からつける場合、のいずれにしても、おひとりで準備するには、やはり首が座りだす、生後3~4か月からがよろしいのではないでしょうか。
さいごに
スイマーバは、特に、赤ちゃんと二人きりでお風呂に入る場合の話題で、雑誌やネットに多く情報が見受けられます。
事故の報道があったり、首を支えに浮き輪で浮いている赤ちゃんの姿を受け入れがたい人もいるようで、まさに賛否両論ありますね。
どのような場面でも、赤ちゃんである限り、親は絶対に目を離すことはないはずですから、スイマーバも、正しく使用することで快適なバスタイムを過ごせるのではないでしょうか。